山陰鉄道唱歌の歌詞を、わかりやすく解説してゆきます!
香住→餘部の行程・地理などを、初心者の方にもやさしく解説してゆきます!
↓まずは原文から!
應挙の筆ぞあらはるゝ
西へ向へば餘部の
大鐵橋にかゝるなり
さらに読みやすく!
応挙の筆ぞ あらわるる
西へ向えば 余部の
大鉄橋に かかるなり
さあ、歌ってみよう!
♪おうきょのふでぞ あらわるるー
♪にーしへむかえば あまるべのー
♪だいてっきょうに かかるなりー
城崎温泉駅→香住駅→餘部駅→浜坂駅→居組駅→岩美駅→鳥取駅
※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記
城崎温泉を北上し、日本海側へ 海の景色が登場
城崎温泉駅(兵庫県豊岡市)を出ると、兵庫県の北端、つまり日本海側に出て来ます。

日本海側へ出てくる(山陰本線の車窓より)(兵庫県)
今回の旅では、ようやくここで海の景色に出会う形となり、いよいよ山陰地方の旅も本格化してきます。

日本海側へ出てくる(山陰本線の車窓より)(兵庫県)
また、個人的には柴山駅のホームの景色も、すごく漁村といった感じの景色で気に入っています。

柴山駅(兵庫県美方郡香美町)
香住駅に到着!円山応挙の筆が残る、大乗寺
やがて、香住駅(兵庫県美方郡香美町)に着きます。

香住駅(兵庫県美方郡香美町)
香住には、歌詞にあるように
- 大乗寺
というお寺が存在します。
このお寺に、
- 円山応挙
という江戸時代の画家の筆で描いたふすま絵があります。
「海が見える」鎧駅
やがて
- 鎧駅(兵庫県美方郡香美町)
という、海の景色が綺麗な駅を過ぎます。
駅には、使っていないホームがレールだけ撤去され、そのまま残されています。

鎧駅のホーム(兵庫県美方郡香美町)

鎧駅からの海の景色(兵庫県美方郡香美町)

鎧駅からの海の景色(兵庫県美方郡香美町)
高度経済成長期に自動車が普及するまでは、まだまだ人々の移動の足は「鉄道」でした。
そのため、その時の「駅のホームにたくさんの人がいた」頃の名残がそこにあるのでしょう。
ちなみに向こう側のホームへは、観光客向けに解放されているそうです。
さらに西へ向かうと、余部橋梁へ
さらに西へ向かうと、
- 余部鉄橋
という、高さ40メートルにも及ぶ橋を渡ることになります。
山と山の間にかかった、とても大きな橋です。

余部橋梁へと入る(山陰本線の車窓より)(兵庫県)
元々は本当に鉄橋でしたが、今はリニューアルされた橋であり鉄橋ではないため、
- 余部橋梁
という言い方が正しいかもしれません。
詳しくは、次回解説します。
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